最近240万倍も高騰したことで話題となったシスコイン(SYS)。
なんと高騰前には、バイナンスでシスコインのAPIを悪用し、96BTC=1SYSという異常取引が確認されていたそうです。
今回シスコインとは何か、その仕組みや将来性について紹介していきます。


シスコインとは?

シスコインはビジネス用のITインフラを提供するプラットフォームです。
お金の取り引きだけでなく、商品や証明書、資産などの電子データを安全に取引することができます。

契約書や証券、登記簿謄本など、書類やデータをビットコインのブロックチェーンに記録するプラットフォームといえば、ファクトムの機能に近いのかもしれませんね!

ファクトム(Factom)とは?特徴や購入方法を紹介!

ただし、シスコインではファクトムように電子記録の保持が目的ではなく、その機能を利用したマーケットプレイスの開発が目標のようです。
マーケットプレイスといえば、Amazonや楽天市場などが連想されますよね。

シスコインのマーケットプイレイスには家なども出品されているようですが、本当に商品として実在することを証明するのに、シスコインのブロックチェーンが役立つのだと思います。
そのほかにも、購入の確認、購入者の本人確認、送金など、シスコインの機能を利用するのでしょう。

そう思うと、シスコインの機能はECサイトで常に問題となる信用性を担保してくれるツールとして、非常に親和性が高いのかもしれませんね!


また、エイリアス(ALIASES)という機能により、送金も簡単になりそうです。
詳しい仕組みはわかりませんが、従来長くて複雑だったウォレットのアドレスを短縮化させることができるようです。
これなら「俺のウォレットに割り勘分のコイン振り込んどいて」など、気軽に頼みやすくなりますね!

※2018年7月3日にシスコインのAPIが悪用され、バイナンスからビットコインが盗まれる
現在、まだ整理された情報はありませんが、どうやらバイナンスでシスコインのAPIを悪用し、1SYSで96BTCを購入した人がいたようです。

この影響でシスコインの価格が高騰、一時240万倍にもなったそうです。
これを受けて、シスコイン運営はすべての取引所にシスコインの取引停止を要請、その後シスコインのブロックチェーンの安全が確認されたそうです。

また、バイナンスも入出金や取引を凍結していたようですが、その後解除。
全てのAPIのキーをリセットする声明を発表しました。

7月6日現在、価格は高騰前に戻りつつあるようです。

シスコインの仕組み

シスコインはバージョン1.0から2.0にアップデートする際に、総発行数とアルゴリズムに変更があったようです。

総発行枚数が変更

シスコインはもともと20億枚の発行予定でしたが、シスコインの希少性を高めるため、総発行枚数を9億枚にまで減少させたそうです。
金や石油などと同様、有限性・希少性が高まることで価値が上がるのは仮想通貨も同じですね。

ハッシュ値を求めるアルゴリズムが変更

アップデート前、シスコインにはscrypt(エス・クリプト)というアルゴリズムが実装されていました。
scryptはLitecoinにも実装されたアルゴリズムで、ブルートフォース攻撃(総当たり)に弱いことが判明していた従来のSHA-2と総称されるハッシュ関数の弱点を克服したハッシュ関数(厳密にはハッシュ関数ではないらしい)でした。
しかし、Litecoinに実装されて以降、いろんな人がscryptの最適化を行ったことにより、ハイエンドGPUを使うことで高速計算する方法や、電力効率の良い計算ができる専用ハードウェアなどが開発され、登場からわずか2年ほどでscryptも破られるようになってしまったそうです。

アップデート後、シスコインはアルゴリズムをscryptからSHA-256に変更
つまり、技術的には古いアルゴリズムを採用したことになります。

もちろん、新しいものよりも長く使われているほうが実績という信頼性が高いのかもしれませんね。

技術的な話に関して私は素人なので、下記サイトを参考にしました。
私の解釈が間違ってたらごめんなさい。

びりあるの研究ノート「scryptがGPUに破られると時」

シスコインの将来性について

シスコインの持つ機能はECサイトでの信用性といった面を担保してくれるので、非常に将来性にあふれていると思います。

例えばメルカリがシスコインを導入すればどうなるか。
おそらく、怪しいユーザーから出品される怪しい商品は駆逐されるんじゃないでしょうか。
また、詐欺まがいな行為や、正体を偽っての取り引きも記録として残るので、ECサイトやオークションでも、面倒なトラブルは減るかもしれません。

実際にECサイトやマーケットプレイスなどで実装されるのはまだまだ先のことだと思いますが、実装されたらネット通販のあり方が大きく変わるかもしれませんね!

また、MicrosoftのAzureというクラウドのビジネスアプリケーションにもシスコインが利用されるかもしれません。
というのも、Microsoft Azureはシスコインの正式なパートナーとして提携しています。

Microsoftといえば、日本のみならず、世界中でも覇権を握っているコンピューターの大企業です。
会社のパソコン、Windows使ってる方、多いんじゃないですか?

近い将来、私たちがオフィスで使うアプリの稼働にシスコインが使われてる、ということもありうるかもしれませんね!

シスコインの価格

シスコインの上場している取引所

BItterx
Poloniex
Coinexchange
YoBit
Binance

シスコインを管理するウォレット

シスコインの公式サイトから、Windows版、MAC版が配布中
SYSCOIN QT 3.X WALLETS