仮想通貨で決済できる店舗ってまだそんなに多くは見かけませんよね。
一方、導入したことでお店の売り上げが短期間で数倍に上昇した事例もあります。

仮想通貨支払い(決済)を導入したことによる集客効果とは?
また、意外と簡単すぎた導入方法やメリットとは??


仮想通貨決済の普及は進みつつある

仮想通貨というと投資や投機のためのツールで、現実で利用できる決済機能には興味がないという人もいるかもしれません。
2018年現在、運用のために仮想通貨を保有・売買している人のほうが圧倒的に多いでしょう。

しかし支払い手段としての面も、少しずつですが現実味を帯びてきていることも事実です。
仮想通貨の決済が普及するか否かは、キャッシュレスの需要が高まっているかどうかに関係すると思います。

経済産業省の調査によると、日本は中国や韓国と比較して、まだまだキャッシュレスは十分に普及していません

一方で、日本国内でのキャッシュレス決済額は、年々増加している傾向にあります。

つまり、世界的にキャッシュレスの流れが強くなっていて、日本国内でのキャッシュレスの需要も年々増えていることがわかります。
上のグラフに仮想通貨が含まれていませんが、キャッシュレスの需要が増えれば必然的に仮想通貨による決済も普及してくると思われます。

もちろん実際に、仮想通貨を使って支払いができる店舗も着実に増えてきています。
有名なところだと2017年4月より、ビックカメラが全店でビットコイン決済を導入しました。

また、仮想通貨決済を導入することで反響を呼び、効果的な集客が見込める事例もあるようです。
例えば、とあるオンラインアートショップは仮想通貨決済を導入したところ、たった3か月間で売上高が427%も増加したといいます。
この短期間で売り上げが4倍以上になるというのは、普通なら考えられないことです。

それだけ、仮想通貨で支払いを体験してみたいという人がいる、あるいは仮想通貨で高額な買い物をしたいという人が多いとも考えられますね。

また、日本のメガバンクでも仮想通貨の導入を進めているところもあります。
たとえば三菱UFJ銀行では『MUFGコイン』という独自の仮想通貨を発行し、1コイン=1円などの固定レートで普通預金に預けている日本円と仮想通貨を交換できるようなシステムを検討しているようです。

このようにただの投機的要素だけでなく、いま私たちが使っている日本円のようにショッピングなどで仮想通貨決済を実際に利用できる日も迫りつつあります。
もしお店を運営していて、自分のところでも仮想通貨による支払いを導入したいと思っているのであれば、これはチャンスかもしれませんね!

でも、勝手なイメージですが、仮想通貨決済を導入するのって難しそうですよね。

でも実際には難しい手続きや操作はなく、小さなショップでも導入している店舗はあるみたいです。
そこで仮想通貨決済の導入方法についてチェックしてみました。

決済専用アプリをダウンロードすればすぐに導入可能!

ここでは仮想通貨の中でも最もメジャーな存在であるビットコインを一例にとって紹介します。

ビットコインの場合、『ビットコイン決済 coincheck』という決済専用のアプリがあります。
このアプリをダウンロードして、メールアドレスと電話番号を登録すれば完了です。
おそらくどんなに手間取ったとしても、10分かかることもないでしょう。

アプリを起動したら、お客さんの買い物額を入力して『作成』という部分を押します。
するとQRコードで伝票が作成されるので、支払いをするお客さんは自分のスマホに入れているウォレットアプリを起動して、このQRコードを読み込ませます。
お客さんがQRコードで読み込んだ金額をお店のウォレットに送金すれば支払いは完了です。

だいたい10分~30分くらいで、販売履歴のところに支払い額が記録されます。

支払われた仮想通貨を現金化するには?

お客さんに仮想通貨で支払ってもらうと、お店のウォレットにビットコインが貯まります。

これ、どこかのタイミングで日本円に交換したいですよね。
お店のウォレットに貯まった仮想通貨を法定通貨に交換する場合、出金申請手続きをすれば現金を受け取ることができます。

振込申請には、電話番号の登録と本人確認書類の提出が必要となります。
アプリの『売り上げの振り込み』というところで『振込申請して現金を受け取る』というメニューを選択し、『新規追加』から振込先の口座情報を入力できます。
お店が持っている口座情報を入力すれば、そのまま売上金が口座へ振り込まれます。

ただし、振込手数料として300円かかってしまう点には注意が必要です。
なるべく振込の回数を少なくするために、1回でまとまった金額を動かしたほうがいいでしょう。

仮想通貨決済を導入するメリットは?


クレジットカード決済を導入している店舗では当たり前ですが、手数料の負担はできれば減らしたいですよね。
業種やカード会社との契約によって若干異なりますが、だいたい3~5%程度の手数料をお店が負担しているはずです。

仮想通貨決済を導入すると、手数料が0~1%程度になるので、かなりのコストカット効果が見込めます。
単価の高い商品を多く取り扱っているお店であれば、よりコストカットの効果は大きくなります。

また2020年の東京オリンピックに向けて、多くの外国人観光客が訪れます。
従来であれば自国のお金を日本円に交換しなければならず、両替の時に損失の発生する恐れがありました。
しかし仮想通貨であれば、両替する必要がなくなります。
為替による損失リスクがなくなるので、訪日した外国人観光客もショッピングや観光で気軽にお金を落としてくれるでしょう。

さらに、クレジットカードや電子マネー決済を導入する場合、専用の端末が必要なので初期費用がかなり掛かってしまいます。
しかし仮想通貨の場合、QRコードを表示するスマホやタブレットがあれば簡単に導入できます。
初期コストを大幅にカットできるのも、お店側にとって大きな魅力ではないでしょうか。

メリットの多い仮想通貨決済を導入しよう!

渋谷の『NEM BAR』のように、自分の持っている仮想通貨で実際に支払いをやってみたいという人はかなりいると思います。
「仮想通貨決済」というキャッチ―さに惹かれて集客が見込めるとともに、導入にほとんど費用が掛からない、クレジットカードよりも手数料が安いなど、お店にとってはかなりメリットが多いでしょう。
仮想通貨の価格が安定しないというリスクはもちろんありますが、もしMUFGコインのように固定レートの仮想通貨も決済に利用できるようになれば、こうした不安も払拭できるようになるでしょう。