桜のエンブレム(警察)
財布やカバン、車などが盗まれた場合、真っ先に警察に行って被害届を出しますよね。

では仮想通貨の場合はどうでしょうか?


じつは仮想通貨を盗まれた場合、警察に届け出ても被害届を受理してくれない可能性があります!


大事な仮想通貨は自らの手で守りましょう!


『仮想通貨が盗まれる』


このフレーズ、仮想通貨に投資してる方なら考えただけでも背筋が寒くなりますね

実際、不正アクセスなどで取引所に預けていた仮想通貨がすべてが盗難に遭ってしまった、という事例は別にめずらしいものでもなくなってしまいました


通常、何か自分のモノを盗まれれば、警察に被害届を出して捜査してもらう、というのが一般的な考え方ですよね。

ところが盗まれたものが仮想通貨になったとたん、被害届を出そうにもなかなか事が運んでくれない、なんてことがあるようです。


・・・なんで??


そこで、ネットで見つけた事例を簡単に紹介させてもらいます。

以下は、『日刊SPA!』で記事を連載されてる出野達也さんの『お金0.0 ビットコイン盗まレーター日記』で、実際に仮想通貨の盗難に遭い、警察との対応で苦慮されたご自身の体験談を簡単に紹介させていただきます!


この記事自体めちゃくちゃおもしろいのですが、残念ながら私にそれを余すところなく伝えられる力がないので、ぜひ元記事を読んでください!!

『日刊SPA! お金0.0 ビットコイン盗まレーター日記』
お金0.0日刊SPA!

110番にかけても埒が明かない?!

『お金0.0 ビットコイン盗まレーター日記』によると、出野さんはモナコイン(当時50円程度)に7万円ほど投資し、ある日それが6倍にも増えていたことに気づきました。

これに活路を見出した出野さんは、さっそく家族や友人からお金を借りて300万円の資金を調達し、複数の仮想通貨に投入。

わずか2カ月で1000万円を超えるほど資産を増やすことに成功しました。


ところがある日、その資産すべてを不正アクセスによって盗まれてしまいました


保有していた仮想通貨をすべて日本円に換金され、さらにビットコインに換えた挙句どこかに振り込まれていくさまを、ただスマホの画面上で見ることしかできなかった出野さん。

当然、我に返った出野さんはすぐさま110番通報しました。


なかなか話を理解してもらえず、まず仮想通貨とは何かという話から始まり、それが盗まれたことまで説明するも、電話口での対応によると「被害届は出せない」


というのも、取引所に預けていたコインが盗まれたので、直接的な被害を受けたのはその取引所(Zaifだったそうです)。

出野さんは盗難被害に遭ったにもかかわらず、参考人という立場になるとのことだそうです。


つまり、被害届を出す権利があるのは取引所なので、まずは取引所に被害届を出すように説得しなければならなかったというのです。

しかし、取引所とコンタクトをとってもなかなか返事が来ない状況だったそうです。


ほかに方法がないかと尋ねる出野さんに、「あとは弁護士の人に相談するしかない」という警察の回答。

しかし弁護士に相談するためのお金が盗まれてしまったので、八方塞がりになってしまったそうです。

直接警察署に行ったのに解決しない?!

結局、電話だけでは埒が明かないと、直接警察署に行って刑事さんに相談した出野さん

しかしここでも、対応した刑事さんは仮想通貨のことについてほとんど知らなかったみたいで、いろいろと初歩的なことから聞かれたといいます。

不正に自分のアカウントが乗っ取られて不正にログインされた、その証拠もログイン履歴に残っていることも説明しました。


しかし被害届を出すにしても、専門的な知識がないと的確な回答ができなかったみたいです。

最終的には「知能犯担当の人と直接話してほしい」といわれ、担当者が署に戻って相談してみないことには被害届は出せないといわれてしまったとのこと。


最終的には被害届よりもこの出来事を出版することに決めた出野さんですが、その先でも・・・?

続きは『日刊SPA! お金0.0 ビットコイン盗まレーター日記』で確認してください!


GANMA!でもコミックが連載されています!
『お金0.0 / ビットコインが★なくなりました』
迫力ある画力で、仮想通貨を盗まれた出野さんの緊張や焦燥感がより伝わってきます
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盗まれた仮想通貨を取り戻すのは現実的に無理

警察でも仮想通貨に関する知識や知見のある人がいないと、うまく事が運ばず泣き寝入りすることになるかもしれません。

じつは警察には提出された被害届は必ず受理しなければならないというルール(犯罪捜査規範61条)があり、被害届の受理とともに捜査が始まります。
しかし、警察でも避ける人員や操作の優先度があるため、証拠がそろっていて確実に事件性のあるものでないと、被害届を受理してくれない場合もあるそうです。
(特に軽微なトラブルの場合などは、被害届よりも当事者間での示談を勧められるんだとか)

出野さんの場合も、被害届の提出ができなかったようです。
もしかしたら、事件の重大性を理解出来なかった担当の刑事さんが「仮想通貨?おもちゃのお金かなあ?」といった具合に、あまり深刻に捉えてもらえなかったのかもしれません。

しかし、仮に警察に被害届を受理してもらえたとしても、犯人を見つけるのはかなりむずかしいでしょう。

例えば出野さんの話では、犯人は出野さんのアカウントを乗っ取り、口座に入っていた仮想通貨をすべて日本円に換金、さらにそれをビットコインに交換したうえで、犯人自身のウォレットに送金していました。
犯人が送金したウォレットのアドレス自体はブロックチェーンを照会すればわかりますが、そのウォレットが現実にいる誰のものなのかという個人情報まで特定することはほぼ不可能です。

さらに、もし犯人が入手したビットコインを他の匿名通貨や法定通貨に交換するなどして、足跡のつかない方法で資金洗浄していれば、もはや追跡は不可能でしょう。

残念ですが、流出してしまった時点で仮想通貨を取り戻すことはほぼ無理だと思った方がよさそうです。

仮想通貨の盗難に遭った人

自分の資産を守るためにやるべき最低限のこと

仮想通貨の盗難に遭った人の多くは、取引所の口座に資産を預けっぱなしにしていることがよくあります。
チャンスがあればすぐに取引できるように口座の中に資金を入れておきたいという気持ちはよくわかります。

それでも最低限のセキュリティは絶対にやっておいてください。

まず二段階認証を設定しないのは、ほぼ自殺行為です。
たとえID・パスワードが流出してしまっても、スマホ本体が盗まれない限りアカウントが破られることはありません。
二段階認証は絶対に設定してください!

また、資産は取引所に預けっぱなしにせず、個人で管理できるウォレットに移し替えましょう。
できればハードウェアウォレットなど、ネットとは切り離されたコールドウォレットに保管するのがベストです。

そして、できれば分散して保管してください。
仮に1つが被害に遭っても、分散管理しておけば、ほかの資産は無事な可能性があります。

出野さんの話はコミカルに描いてますが、もし自分が同じ目に遭ったらと思うと、さすがに笑えませんよね。
自分の資産はきちんと自分の手で守りましょう!