仮想通貨泥棒
2018年1月にコインチェックで巨額のNEMが流出した事件は記憶に新しいですね。

まだ発展途上にあることが浮き彫りになった仮想通貨取引所ですが、なかには盗難補償サービスに対応している取引所もあります。

どこの取引所が対応していて、どんな補償内容なのか見ていきましょう。


仮想通貨の盗難事件は決してめずらしくない!

ハッカー
仮想通貨の運用をするにあたって、1番注意しなければならないのが通貨の保管です。


アメリカのワーキンググループが調査したところ、2017年初めから発生した仮想通貨の盗難被害額は約12億ドル(1312億円)にも上るそうです。

あまりにも現実離れした数字に実感がわきませんが、これが少なくない金額であることはわかりますね。


ちなみにこのワーキンググループの調査によると、盗難に遭った金額が回収された事例もあるみたいです。

ただし、回収されたと推測されるのは20%にも満たないんだそうで・・・。


つまりいったん自分のお金を盗まれた場合、取り戻すのは決して容易なことではない、というわけですね。


また、取引所で盗難事件が起きると巨額の被害になることが多くあります。

例えば、2018年1月に発生したコインチェック事件

コインチェックへの不正アクセスにより、仮想通貨のNEM(XEM)が大量に流出しました。

流出量は5億2300万XEM、当時のレートで日本円に換算して約580億円に相当するコインが盗まれました。


コインチェックの流出事件は過去最大規模の被害となりましたが、このような取引所の仮想通貨流出事件は世界中で何度か起こりました

このように仮想通貨の運用をする際には、盗難のリスクはどうしても存在するということはしっかりと念頭に入れておきましょう。

盗難補償サービスのある取引所は現在ビットフライヤーのみ

ビットフライヤーロゴ
もし盗難に遭ったとしても、なにか救済措置があれば安心ですよね!

自分の資産を守るためにも、盗難補償サービスを用意している取引所で口座開設するようにしましょう。


日本の取引所の中には、保険会社と提携して盗難補償サービスを用意しているところもあります。

といっても現状、日本の取引所ではビットフライヤー1社でしか盗難補償は用意されていません


ビットフライヤーでは日本円の不正出金があった場合にのみ適用されます。

つまり、ビットコインやイーサリアムなど保有する仮想通貨が不正出金された場合には盗難補償は適用されません

基本的に、取引所のウォレットには保有する仮想通貨を置きっぱなしにしないという前提ですね。


ビットフライヤーでは、預かり資産の合計が円換算で100万円を超える二段階認証登録ユーザーの場合、500万円までの補償上限金額が出ます。

それ以外の二段階認証登録ユーザーの場合、10万円までの補償上限金額になります。


二段階認証を登録していないと補償サービスを受けることが出来ないので、忘れずに登録しておきましょう。

また、口座アカウント開設時の本人確認、書留郵便の受け取りなども必須条件なので注意してください。


コインチェックでも以前は取引所保有資産(=全通貨)を対象に100万円を補償上限金額としていましたが、現在この補償サービスはやっていないみたいです。


少しでも安全を取るならビットフライヤーがおすすめですね。

もちろん、ハードウェアウォレットへの定期的な仮想通貨の移動も必須ですね。

自分でできる対策は万全にしておく

各種ウォレット
取引所の管理が万全だとしても、自分の管理が甘ければまったく意味がありません

とはいえ、本当に基礎的なことなので「知らなかった」というようなことにならないようにチェックしましょう!


まずは取引所のログインパスワードは複雑なものにしましょう。

簡単なものにしておくと、すぐに暴かれ不正ログインを招く可能性があるからです。

よくある名前や誕生日などは避け、複雑な英数字で設定しましょう。

悩んだら『パスワード・乱数 自動生成』などのサイトでランダムなパスワードを発行しましょう。


また、複数の取引所で取引する場合、全部のアカウントで同じパスワードにすることも危険です。

もし1つの取引所のログイン情報を盗まれてしまった場合、そこから芋づる式にどんどん不正ログインされる恐れがあります。


複数の取引所でパスワードを設定すれば、どれがどれかわからなくなると思う人もいるでしょうね。

そんなひとのために、パスワード一括管理アプリもあります。


さて、購入したコインは取引所のアカウントの中で管理することも可能ですが、いままで起きた流出事件のほとんどでも、やっぱり取引所のアカウントから盗まれていました

つまり、取引所のアカウントに預けっぱなしにすることは危険を伴うということです。

そこで自分の資産を独立したウォレットに移し換えておきましょう。

もし自分の利用する取引所で何らかのトラブルが起きた場合でも、ウォレットに移したコインが盗まれることはありません。


ウォレットにはいくつか種類があります。

その中でも最もセキュリティに優れているのが、ハードウェアウォレットです。

オフラインでインターネットとは切り離されたところでコインを管理できるので、ハッカー攻撃を受けてもコインが盗まれる心配はありません。


仮想通貨の取引所は、当たり前ですが取引の場であって、銀行のようにお金を預けておくところではありません

上記で紹介したツールも駆使して、資産の安全を確保していきましょう!!